• 本

あきんど 絹屋半兵衛

角川文庫 こ24−10

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-04-108900-2
4-04-108900-X
税込価格 1,298円
頁数・縦 766P 15cm

商品内容

要旨

彦根で堅実な呉服商「絹屋」を営む半兵衛は、磁器に魅せられ、蓄財をなげうってやきもの作りに挑む。技術と資金の不足に苦しみながらも、妻・留津と手を取り合い、近江で京の磁器を超えると豪語する。試行錯誤の中、「湖東焼」は若き井伊直弼の心をも捉えるが、幕末の動乱が彼らの運命を呑み込んでゆく―。経済小説の名手が新しい産業への挑戦を題材に、変わりゆく時代と貨幣経済の発展を描ききった、歴史経済長篇の金字塔!

おすすめコメント

歴史済小説の名手が描く、伝説の近江商人幕末の近江で古着を商う絹屋半兵衛は、妻留津とともに染付磁器に挑む。最初の窯での失敗、販売ルート開拓の困難など、様々な壁にぶつかりながら、何とか良質な「湖東焼」を作り出すことに成功するが……。

著者紹介

幸田 真音 (コウダ マイン)  
1951年生まれ。米国系銀行や証券会社で、債券ディーラーなどを経て、95年『回避(ザ・ヘッジ)』(文庫版は『小説ヘッジファンド』と改題)で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らした作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目を浴びた。作品多数。テレビやラジオでも活躍し、政府税制調査会委員など数多くの公職も歴任。『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』にて第33回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)