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滑走路 歌集

角川文庫 は64−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-04-109612-3
4-04-109612-X
税込価格 682円
頁数・縦 167P 15cm

商品内容

要旨

「きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい」「非正規の友よ、負けるな ぼくはただ書類の整理ばかりしている」「われを待つひとが未来にいることを願ってともすひとりの部屋を」―いじめ、非正規雇用、恋…。32歳という若さで命を絶ち、遺作となった唯一の歌集は、若い世代が抱える不安や葛藤、希望を求める姿を描き、多くの共感を集めた。異例のベストセラーとなった歌集、待望の文庫化!

目次

1(メモ帳
プラトンの書
滑走路 ほか)
2(靴ひも
平凡を嘆きたる夜に
蒼き旗 ほか)
3(こころの扉
歌詠む理由
模索の果て)

出版社・メーカーコメント

きみのため用意されたる滑走路きみは翼を手にすればいい歌集としては異例のベストセラー。そして、映画化も決定! いじめ、非正規雇用……逆境に負けず それでも生きる希望を歌い続け32歳という若さで命を絶った歌人・の萩原慎一郎の歌集がついに文庫化。

著者紹介

萩原 慎一郎 (ハギハラ シンイチロウ)  
1984年東京都生まれ。私立武蔵高校、早稲田大学卒。りとむ短歌会所属。主な受賞歴は、第5回角川全国短歌大賞準賞、「滑走路」で平成25年度NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(岡井隆選)、第31回朝日歌壇賞(馬場あき子選)、第36回全日本短歌大会毎日新聞社賞、平成27年度NHK全国短歌大会特選(馬場あき子選)、第37回全日本短歌大会日本歌人クラブ賞、第8回角川全国短歌大賞題詠部門準賞、「プラトンの書」で平成28年度NHK全国短歌大会近藤芳美賞選者賞(岡井隆選)。2017年1月18日「模索の果て」が朝日新聞夕刊「あるきだす言葉たち」に掲載。17年6月8日逝去(享年32)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)