• 本

黄金列車

角川文庫 さ78−5

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-04-111065-2
4-04-111065-3
税込価格 880円
頁数・縦 388P 15cm

商品内容

要旨

第二次世界大戦末期。敵軍が迫りくる中で国有財産を守るべく、ユダヤ人の没取財産を積んだ“黄金列車”が、ハンガリー王国の首都を出発した。列車に乗り込んだ大蔵省のバログは、寄せ集めの役人たちの権力争いや、混乱に乗じて財宝や食料を奪おうとする輩に、ベテラン文官ならではの論理と交渉術を武器に闘っていく…。国家も倫理も崩壊する極限状態の中、疾走する列車の運命は?史実を基に力強く飛翔する、スリリングな物語。

出版社・メーカーコメント

戦場を駆ける黄金列車の運命は? 命がけの戦いを描く著者の新たな傑作!ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙い近づいてくる悪党らを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。

著者紹介

佐藤 亜紀 (サトウ アキ)  
1962年新潟県生まれ。91年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。2003年『天使』で芸術選奨新人賞を、08年『ミノタウロス』で吉川英治文学新人賞を受賞。16年に発表した『吸血鬼』と19年に発表した本書はそれぞれTwitter文学賞国内編第1位を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)