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あの日、ぼくたちは

角川文庫 い113−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-04-111520-6
4-04-111520-5
税込価格 1,100円
頁数・縦 425P 15cm

商品内容

要旨

東京・本郷で生まれ育った弘は、悪ガキ仲間と毎日を謳歌していた。だが、戦争により日常は変わっていく。不気味な特高警察、姿を消した外国人の友人、代用品になったお菓子、軍国主義一辺倒の先生…。そんな中でも、弘たちは未来を見ていた。しかし1945年3月、中学受験のため疎開先から戻った彼らを襲ったのは、空前の大空襲だった―。「ウルトラマン」の監督がつづる初の自伝的小説。終戦後を描く渾身の書き下ろし中篇も収録。

出版社・メーカーコメント

東京大空襲の夜、炎の中を走り抜けた親友は戻らなかった――東京下町育ちの弘の生活に、戦争は徐々に不穏な影を落としはじめる。「少国民」と呼ばれた子どもたちを描く、著者の自伝的物語。主人公たちの戦後の物語を書き下ろし収録。『ギブミー・チョコレート』改題。

著者紹介

飯島 敏宏 (イイジマ トシヒロ)  
1932年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業後、KRT(現在のTBS)に入社、演出部そして映画部に所属し、『泣いてたまるか』を監督する。66年より、円谷英二率いる円谷特技プロダクションで、映画部所属の監督として製作に携わる。70年、木下恵介プロダクションに出向し、『金曜日の妻たちへ』などを演出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)