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箱庭の巡礼者たち

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-04-111655-5
4-04-111655-4
税込価格 1,870円
頁数・縦 346P 19cm

商品内容

要旨

ある夜、少年は優しい吸血鬼を連れ、竜が棲む王国を出た。祖母の遺志を継ぎ、この世界と繋がる無数の別世界を冒険するために―。時空を超えて旅する彼らが出会った不思議な道具「時を跳ぶ時計」、「自我をもつ有機ロボット」、そして「不死の妙薬」。人智を超えた異能がもたらすのは夢のような幸福か、それとも忘れられない痛みか。六つの世界の物語が一つに繋がる一大幻想奇譚。

出版社・メーカーコメント

数多の世界を越えて、また会いましょう。異能の道具が導く魂の旅。流れ着いた黒い箱は、不思議な異世界と繋がっていた。箱の中の世界を見つめ続けた少年と少女が、最後に選んだものとは(「箱の中の王国」)。人智を越えた不可思議な道具が、人の世に巻き起こす悲劇と喜劇。

著者紹介

恒川 光太郎 (ツネカワ コウタロウ)  
1973年東京都生まれ。大東文化大学卒。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞。単行本はデビュー作にして直木賞候補に。続く『雷の季節の終わりに』と『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(角川文庫版は『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補と、新作を出すごとに注目を集める。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)