筆のみが知る 幽霊絵師火狂
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2022年6月 |
ISBNコード |
978-4-04-111732-3
(4-04-111732-1) |
税込価格 | 1,705円 |
頁数・縦 | 253P 19cm |
商品内容
要旨 |
大きな料理屋「しの田」のひとり娘である真阿。十二のときに胸を病んでいると言われ、それからは部屋にこもり、絵草紙や赤本を読む毎日だ。あるとき「しの田」の二階に、有名な絵師の火狂が居候をすることになる。「怖がらせるのが仕事」と言う彼は、怖い絵を描くだけではなく、普通の人には見えないものが見えているようだ。絵の犬に取り憑かれた男、“帰りたい”という女の声に悩む旅人、誰にも言えない本心を絵に込めて死んだ姫君…。幽霊たちとの出会いが、生きる実感のなかった真阿を変えていく。 |
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出版社・メーカーコメント
あの男の絵は、怖くて、美しくて、すべてを暴く。江戸で有名な絵師の火狂(かきょう)が居候する料理屋のひとり娘・真阿は、本名・興四郎というその男に人間的な魅力を感じる。「怖い絵を描くのが仕事」という彼は、ほかの人には見えないものが見えているようで…。