• 本

麒麟児

角川文庫 う20−11

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-04-111788-0
4-04-111788-7
税込価格 836円
頁数・縦 350P 15cm

商品内容

要旨

慶応四年(1868年)三月。江戸は絶体絶命の状況にあった。崩壊寸前の幕府にとどめを刺そうと、西郷隆盛率いる五万の官軍が迫っていたのだ。幕軍を統率する勝海舟は、戦を終わらせるため、決死の覚悟で西郷に和議を求める。「焦土戦術」―決裂すればただちに江戸を焼き払う、捨て身の策を切り札として。日本の未来を賭けて、命も名誉も惜しまない二人の「麒麟児」、勝と西郷の交渉が幕を開ける!著者渾身の手に汗握る歴史長編。

出版社・メーカーコメント

江戸百万の命を背負い、勝海舟と西郷隆盛、二人の麒麟児が駆ける!慶応四年、鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍が江戸に迫る。官軍を指揮する西郷隆盛との和議を担う、幕府方・勝海舟の切り札は「焦土戦術」。江戸そのものを人質に、二人の麒麟児の大博打が始まった!

著者紹介

冲方 丁 (ウブカタ トウ)  
1977年岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年刊行の『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2011大学読書人大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞を受賞。12年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)