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甘夏とオリオン

角川文庫 ま51−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-04-112054-5
4-04-112054-3
税込価格 792円
頁数・縦 396P 15cm

商品内容

要旨

大阪の下町、玉出の銭湯に居候する駆け出しの落語家・甘夏。彼女の師匠はある日、一切の連絡を絶って失踪した。師匠不在の中、一門を守り、師匠を持つことを決めた甘夏と2人の兄弟子。一門のゴシップを楽しむ野次馬、女性落語家への偏見―。苦境を打開するため、甘夏は自身が住んでいる銭湯で、深夜に「師匠、死んじゃったかもしれない寄席」を行うことを思いつく。寄席にはそれぞれに事情を抱える人々が集まってきて―。

出版社・メーカーコメント

人はいつだって、誰かを待っているんやね。大阪・玉出で、失踪した師匠を待ちながら肩を寄せ合い生き抜く一門。彼女たちはある日、深夜の銭湯で寄席を開催することを思いつく。そこにはどこか心に穴を抱える人々が集まる場所となり――。

著者紹介

増山 実 (マスヤマ ミノル)  
1958年大阪府生まれ。放送作家を経て、2012年に「いつの日か来た道」が第19回松本清張賞最終候補に、改題した『勇者たちへの伝言 いつの日か来た道』で13年にデビュー。同作で第4回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)