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寂光院残照

角川文庫 時−な6−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-04-112073-6
4-04-112073-X
税込価格 704円
頁数・縦 243P 15cm

商品内容

要旨

壇ノ浦の戦いで九死に一生を得て寂光院に隠棲した建礼門院。彼女のもとに突然、後白河法皇が姿を見せる。平家に対する裏切りに一切の罪悪も感じない様に恐怖と憤りを覚える侍女に対し、驚くほど冷静な女院。彼女は何を思うのか。平家滅亡後を描く表題作の他、義経追討に名を挙げた男の顛末を描いた「土佐房昌俊」、「頼朝の死」など全6作を収録。鎌倉時代の権力の座を巡る複雑な人間模様と渦巻く陰謀に切り込んだ傑作歴史小説。

出版社・メーカーコメント

鎌倉幕府の権力を巡る企みを複雑な人間関係から鋭く描き切る歴史小説集。鎌倉幕府を舞台に、権力の座を巡り野心を抱いた人物たちの時に狡猾な企みと複雑な人間関係を、時代特有の不思議さ、怖さ、おかしさと共に鋭く描き切った、傑作歴史小説。

著者紹介

永井 路子 (ナガイ ミチコ)  
1925年、東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業。小学館勤務を経て文筆業に入る。65年、『炎環』で第52回直木賞、82年、『氷輪』で第21回女流文学賞、84年、第32回菊池寛賞、88年、『雲と風と』ならびに一連の歴史小説で第22回吉川英治文学賞、2009年、『岩倉具視 言葉の皮を剥きながら』で第50回毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)