• 本

銀閣の人

角川文庫 か76−4

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年9月
ISBNコード 978-4-04-113875-5
4-04-113875-2
税込価格 1,034円
頁数・縦 475P 15cm

商品内容

要旨

文化の力で、政治に勝つ―。室町幕府の将軍・足利義政は、京都東山の地に文化の象徴を生み出そうと、銀閣の造営を決意する。普請を阻むように熾烈な応仁の乱は泥沼化、将軍の権威は地に落ち、幕府の資金は底をつこうとしていた。弟の義視が敵方へ駆けこむという事件までが勃発し、事態はさらに混迷を極めていく。都を焦土にした「稀代の悪王」は、どうして銀閣に身命を賭したのか。比類無き美の巨人の素顔に迫った歴史巨編。

出版社・メーカーコメント

日本文化の礎は、この男がつくりだした!京都が地獄の戦地と化した十五世紀。室町幕府八代将軍・足利義政は、己の信じる美を追究するために、銀閣寺の建立に乗り出そうとしていた。日本建築の基準を生み出した文化の革命を、直木賞作家が描く。

著者紹介

門井 慶喜 (カドイ ヨシノブ)  
1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。16年『マジカル・ヒストリー・ツアーミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、18年『銀河鉄道の父』で第158回直木三十五賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)