金沙後宮の千夜一夜 砂漠の姫は謎と踊る
角川文庫 ほ30−1
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年2月 |
ISBNコード |
978-4-04-114407-7
(4-04-114407-8) |
税込価格 | 748円 |
頁数・縦 | 301P 15cm |
商品内容
要旨 |
砂漠の一部族の少女ファリンは家族から虐げられ、義妹の身代わりとして、呪いの噂のある後宮に入れられる。しかし噂とは違いそこは快適で、暇な時間を使い、彼女はある物語を書き始める。それが人気となり、取材のため後宮を抜け出した彼女は、皇帝と、最側近の美青年サイードを観察することに。しかしそれがバレて、罰代わりにサイードと共に後宮の「呪い」と呼ばれる事件の調査を命じられ…。心弾む後宮謎解き&恋物語!第8回カクヨムWeb小説コンテストライト文芸部門特別賞受賞作。 |
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出版社・メーカーコメント
砂漠の大オアシス一帯を預かる有力部族に生まれた少女ファリンは、族長の孫娘にもかかわらず、幼い頃に両親が失踪したせいで、伯父と義妹に虐げられてきた。しかし、砂漠を統べるバームダート帝国より、義妹を後宮に上げよと命が下り、ファリンの人生は激変する。皇帝は血に飢えた暴君で、その後宮は呪われていると噂されている場所−−。恐れをなした義妹の代わりに、ファリンは後宮に入れられてしまう。だが入ってみれば後宮は快適な場所で、年の近い友人妃たちと悠々自適な生活を送っていた。そんなある日、ファリンと友人たちの“ある妄想”から生まれた「同人誌」が妃たちの間で大流行する。それは美丈夫である皇帝と、その最側近を務める美青年、サイードの禁断の恋の物語!描写のリアリティを高めるため、ファリンは取材と称して外廷に侵入するが、盗み見していたところをサイードに捕えられてしまう。絶望するファリンだったが、ある条件と引き換えに罰を受けることを免除される。それは、後宮で囁かれる「呪い」と呼ばれる様々な事件を調査し、それが超自然的なものではないと証明するのに協力することだった。ファリンはサイードと、子トラ姿の精霊・バァブルとともに、事件の調査に奔走し始める。西方人の博物学者だった父譲りの知識で、後宮の「呪い」の噂の真相を紐解いていくが、その中で、生真面目だがまっすぐで等身大なサイードを知り、徐々に惹かれていってしまう。だが「呪い」は次第にエスカレートし、皇帝も事件に巻き込まれる危険な状況に。ファリンは事件を解いていく中で、呪いに隠されたある事実に気付くが……。砂漠の後宮の呪いの正体、そしてファリンの想いの行方は−−?第8回カクヨムWeb小説コンテスト《ライト文芸部門》特別賞 受賞作。