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白鯨 下

角川文庫 ゆ3−63

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-04-114634-7
4-04-114634-8
税込価格 1,144円
頁数・縦 442P 15cm
シリーズ名 白鯨

商品内容

要旨

捕鯨船ピークオッド号の船長エイハブは、自分の片足を喰いちぎった巨大な白いマッコウクジラ“モービィ・ディック”への復讐に異常な執念を燃やしていた。白い化け鯨の存在を銛打ちの師匠である半九郎から聞いていた万次郎も、彼らと同様、その熱狂へと身を投じていく…。海と鯨に心を奪われた男たちが神の生き物に挑む。ジョン万次郎とハーマン・メルヴィルによるアメリカ文学の金字塔『MOBY‐DICK』が融合した超大作!

出版社・メーカーコメント

その姿を見た者は、生涯魂を囚われる−−。海と鯨に心を奪われ、人生を狂わされた男たちが、神の生き物に挑む!土佐の中浜村で漁師の次男として生まれ育った万次郎は、鯨漁に魅せられる。やがて仲間たちと漁に出た際、足摺岬の沖合で遭難してしまう。漂流した五人は無人島にたどり着くものの万次郎は銛打ちの師匠・半九郎の形見の銛を追って、さらに漂流してしまった。単身、大海原に投げ出された万次郎を救出したのは、米国の捕鯨船ピークオッド号だった。その船長・エイハブは、自分の片足を喰いちぎった巨大な白いマッコウクジラ“モービィ・ディック”への復讐に異常な執念を燃やし、乗り組員となった万次郎を巻き込んでゆく……。ジョン万次郎と、ハーマン・メルヴィルによるアメリカ文学の金字塔『Moby−Dick』が、夢枕獏の奔放な想像力によって融合する!

著者紹介

夢枕 獏 (ユメマクラ バク)  
1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、第46回吉川英治文学賞を受賞。2017年に第65回菊池寛賞、第21回日本ミステリー文学大賞を受賞。18年には紫綬褒章を受章した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)