くろねこカフェのおやつ 〔2〕
泣きたい夜のマロングラッセ
角川文庫 た62−24
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2024年5月 |
ISBNコード |
978-4-04-114834-1
(4-04-114834-0) |
税込価格 | 770円 |
頁数・縦 | 279P 15cm |
シリーズ名 | くろねこカフェのおやつ |
商品内容
要旨 |
若くして葬儀会社を継いだ谷中風花の悩み。それは、ベテラン社員の岩清水との確執だ。彼の前時代的なやり方にストレスを感じる中、兄が店主を務める「くろねこカフェ」には「くろねこのおやつ」の依頼が入ってくる。それは故人が想いを伝えられる風花の会社のサービスだ。ひきこもっている娘に遺した母の想い、長年連れ添った伴侶への想い、そして岩清水にも遺された想いがあって…。切なく優しいメッセージに感涙必至の物語。 |
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出版社・メーカーコメント
海を望む古民家風の「くろねこカフェ」。そこには、青年店主の谷中景がふるまう「くろねこのおやつ」がある。景の妹・風花が社長を務める葬儀会社のサービスのひとつで、葬儀の後日、故人の思い出のおやつを招待客にふるまうお茶会だ。たとえば、こんな……。中学生の頃の陰口が原因で外に出るのが怖くなり、42歳の現在までひきこもっている奥寺由美香。父はすでに亡く、働かずに母に甘える生活を送っていた。しかし母はある日突然心筋梗塞で他界してしまう。葬儀を終えて途方に暮れていた由美香のもとに、「くろねこのおやつ」の招待状が届いた。直筆の母からの招待状に、彼女は勇気を出して「くろねこカフェ」へ向かった……。「楽花生パイ」「マロングラッセ」「ティラミス」「ベーコンのチョコレートがけ」。もう会えない大切な人から届く甘い贈り物に秘められたメッセージとは−−。