• 本

ペネロピアド 女たちのオデュッセイア

角川文庫 ア20−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-04-116269-9
4-04-116269-6
税込価格 1,078円
頁数・縦 219P 15cm

商品内容

要旨

ホメロスによるギリシア英雄譚『オデュッセイア』。男性的な叙事詩の中で、女たちの声は語られてこなかった。オデュッセウスの帰還を待つ20年、妻ペネロペイアは国を守るため、噂話に耳をふさぎ、無鉄砲な息子を育て、財産狙いの求婚者らを追い払う。その内心はいかなるものだったのか。12人の女中たちはなぜ殺されたのか―。『侍女の物語』『誓願』の巨匠アトウッドが想像と語りの才を発揮した、新たなる傑作。

出版社・メーカーコメント

トロイの英雄オデュッセウスを待ち続けた、賢く貞淑な妻ペネロペイア。今初めて明かされる彼女の本心と、殺された12人の女中の真実ーー。ギリシア神話の壮大な叙事詩が、女たちの声によって現代に蘇る!

著者紹介

アトウッド,マーガレット (アトウッド,マーガレット)   Atwood,Margaret
1939年カナダ、オタワ生まれ。トロント大学、ハーヴァード大学で学んだ後、英文学の教鞭をとる。21歳で刊行した最初の詩集『サークル・ゲーム』でカナダ総督文学賞を受賞。70年代にフェミニズム文学の旗手として注目される。二度のブッカー賞をはじめ数々の文学・名誉賞を受賞、名実ともにカナダを代表する作家の一人
鴻巣 友季子 (コウノス ユキコ)  
1963年、東京都生まれ。翻訳家、文芸評論家。英語圏の現代文学の紹介と共に古典新訳にも力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)