獄門島
改版
角川文庫 金田一耕助ファイル 3
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 1996年 |
ISBNコード |
978-4-04-130403-7
(4-04-130403-2) |
税込価格 | 616円 |
頁数・縦 | 353P 15cm |
書店レビュー
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- KaBoS ららぽーと新三郷店 (埼玉県三郷市)
有名なタイトルですので、すでに読んでおられる方も多いと想像されますが、あえて話題の本として紹介する理由は、最近、週刊文春の臨時増刊として刊行された「東西ミステリーベスト100」で前回に続き堂々国内編の一位に選ばれたので、良い機会だと思い決めさせていただきました。舞台は岡山、広島、香川三県の境にある獄門島。住むのものことごとく、海賊と流人の子孫といわれるこの島に、徴兵の際に友人となった、網元・本鬼頭の跡取り鬼頭千万太の不吉な遺言を託され、金田一は事件に巻き込まれていきます。シリーズ通して映像化などで、イメージが先行しますが、推理の論理性、そこから導かれる驚くべき新装、探偵金田一の普段のみすぼらしく頼りないときと、頭脳が徐々に加速していき本領を発揮したときのギャップの魅力は別格です。この本格ミステリーの骨格と日本独特の怪奇的な意匠とが相まって面白い作品になっていると思います。ちなみに先に紹介したベスト100にシリーズ第一作目の「本陣殺人事件」も十位に入っていますので、こちらから順に読まれても良いと思いますが、やはり総合的な魅力は「獄門島」に軍配が上がります。かくいう私も食わず嫌いで、この期
(2013年3月15日)
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