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誰か故郷を想はざる

改版

角川文庫

出版社名 角川書店
出版年月 2005年3月
ISBNコード 978-4-04-131529-3
4-04-131529-8
税込価格 748円
頁数・縦 205P 15cm

商品内容

要旨

「おまえは走っている汽車のなかで生まれたから、出生地があいまいなのだ」。一所不住の思想に取り憑かれた著者は、やがて母のこの冗談めいた一言に執着するようになる。酒飲みの警察官の父と私生児の母との間に生まれて以来、家を出、新宿の酒場を学校として過ごした青春時代を表現力豊かに描く。虚実ないまぜのユニークな自叙伝。

目次

第1章 誰か故郷を想はざる(汽笛
嘔吐
羊水
誰でせう
排泄

へっぺ
聖女

空襲
玉音放送)
第2章 東京エレジー(友人
賭博
政治
反読書
戦後
旅路
大学闘争)

著者紹介

寺山 修司 (テラヤマ シュウジ)  
1935年、青森県生まれ。早稲田大学中退。67年、演劇実験室「天井桟敷」を設立。演劇・映画・短歌・詩・評論など意欲的に活動。83年、敗血症により47歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)