• 本

雀鬼くずれ

改版

角川文庫 あ4−7

出版社名 角川書店
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-04-145970-6
4-04-145970-2
税込価格 704円
頁数・縦 308P 15cm
シリーズ名 雀鬼くずれ

商品内容

要旨

「博打うち」とは本当に因果な商売だ。プロである以上は勝たねばならないが、勝てば勝つほど、客の足は遠のき、挙げ句のはては飯の食いあげだ。この難問が解決できない以上、「博打うち」とは、ギャンブルにのめりこんだ多くの男達の幻想ともいえるかもしれない。麻雀必殺技、“二の二の天和”に骨身を削るイカサマ師を描く「天和くずれ」、ギャングバー経営の女衒の達、ドサ健と寺の息子との息づまる秘技の応酬を描く「天国と地獄」等11編を収録。

おすすめコメント

ギャンブルにのめりこみ、「博打打ち」に幻想を抱く男たちの姿を描く短編集 麻雀必殺技、“二の二の天和”に骨身を削るイカサマ師を描く「天和くずれ」、ギャングバー経営の女衒の達、ドサ健と寺の息子との息づまる秘技の応酬を描く「天国と地獄」など、12編を収録。

著者紹介

阿佐田 哲也 (アサダ テツヤ)  
本名色川武大。1929年東京生まれ。東京市立三中中退。61年に自伝的小説『黒い布』で中央公論新人賞受賞。78年『離婚』で直木賞受賞。『麻雀放浪記』など麻雀小説はペンネームで発表。本名で発表した短編小説「百」は川端康成文学賞を受賞した。89年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)