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グミ・チョコレート・パイン チョコ編

角川文庫

出版社名 角川書店
出版年月 2000年9月
ISBNコード 978-4-04-184710-7
4-04-184710-9
税込価格 748円
頁数・縦 298P 15cm
シリーズ名 グミ・チョコレート・パイン

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 涙無しでは語れない程のシンパシー

    大槻ケンヂが贈る自伝的大河小説第二弾!グミ編とは打って変わってバンド・ロック話の割合が増えているがそんなことは関係ない。大河小説なのだから、流れがゆるかったりだれてたりもするってのものだ。人によってはその部分は耐えてもらうしかない。しかし読み進むほどに登場人物達に引き込まれる。彼らを突き動かす衝動はやるせない思春期の悶々とした形容できないものだったとしても、彼らは正しく青春を体現しているのだ。これはまだ第二弾。つまりまだ続きがある。読み終えたのなら今すぐ第三弾であり最終章である『パイン編』を見てみよう。

    (2007年9月27日)

商品内容

要旨

大橋賢三は黒所高校二年生。周囲のものたちを見返すために、友人のカワボン、タクオ、山之上らとノイズ・バンドを結成する。一方、胸も大きく黒所高校一の美人と評判の山口美甘子もまた、学校では「くだらない人たち」に合わせてふるまっているが、心の中では、自分には人とは違う何かがあるはずだと思っていた。賢三は名画座での偶然の出会いから秘かに想いをよせていたが、美甘子は映画監督の大林森にスカウトされ女優になることを決意し、学校を去ってしまう…。―賢三、カワボン、タクオ、山之上、そして美甘子。いまそれぞれが立つ、夢と希望と愛と青春の交差点!大槻ケンヂが熱く挑む、自伝的大河小説、感涙の第2弾。