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福翁自伝

新版

角川ソフィア文庫 SP382

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-04-307304-7
4-04-307304-6
税込価格 880円
頁数・縦 406P 15cm

商品内容

要旨

福沢諭吉が60余年の人生を回顧した自叙伝。青年時代の緒方洪庵塾での猛勉強、学友を諌めるために書いた遊女の贋手紙、蘭学塾の創設、幕府の遣欧使節に随行したヨーロッパ巡検、洋学者を狙う暗殺者におびえた日々、拒み続けた新政府への仕官―。福沢は抜群の語学力によって教育に啓蒙にと文明開化を導いたが、また勇気と人情に厚い数々のエピソードを残した。話し上手な福沢の思い出話に世相がリアルに伝わる。

目次

幼少の時
長崎遊学
大坂修業
緒方の塾風
大坂を去って江戸に行く
初めてアメリカに渡る
ヨーロッパ各国に行く
攘夷論
再度アメリカ行
王政維新
暗殺の心配
雑記
一身一家経済の由来
品行家風
老余の半生

おすすめコメント

日本が狭く見えてきた――。幕末明治の賑やかな大変革を語る教育魂 福沢諭吉が60余年の人生を回顧しながら口述筆記させて纏めた自叙伝。ノド下過ぎれば皆愉快な思い出だったと語る話し上手の福沢が、数々のエピソードを通して教育者としての自負と幕末維新の大変革した世相を描く。

著者紹介

福沢 諭吉 (フクザワ ユキチ)  
1835年大坂中津藩蔵屋敷生まれ。54年蘭学を志し、長崎に出る。翌年緒方洪庵の適塾入門。56年福沢家の家督を継ぐ。58年江戸中津藩中屋敷に蘭学塾を開くが、翌年英学に転向。60年軍艦咸臨丸でサンフランシスコへ渡航。62年幕府遣欧使節随行員としてヨーロッパを歴訪。68年塾舎を新銭座に移転、「慶應義塾」と命名し、71年には三田へ移転。90年慶應義塾大学部を設置。1901年66歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)