いまここに在ることの恥
角川文庫 へ3−10
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2010年4月 |
ISBNコード |
978-4-04-341711-7
(4-04-341711-X) |
税込価格 | 704円 |
頁数・縦 | 174P 15cm |
商品内容
要旨 |
国家は人の内面に平気で入りこみ、資本、市場、マスメディアと情報消費者が共犯関係を結ぶ。日常のなにげないルーティンを養分にして今風のファシズムが蔓延する現代。そこに拭っても拭いきれない罪や恥のにおいを嗅ぎつける著者が、屍臭に満ちた薄暗がりの内奥に眼をこらし、躰のすみずみまで広がる恥辱の根源を問いただす。抗いがたい死の足音を聞きながら、突きあげる衝迫にかられてなし得た思索の極限。 |
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目次 |
炎熱の広場にて―痛み、ないしただ見ることの汚辱 |
出版社・メーカーコメント
問う―恥なき国の恥なき時代に、「人間」でありつづけることは可能か。脳出血、そして大腸癌と、ある日突然、二重の災厄に見舞われた著者が、恥辱にまみれた「憲法」「マスメディア」「言葉」「記憶」…を捨て身で書き抜く、思索の極限。