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虚の王

角川文庫 は21−6

出版社名 角川書店
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-04-344206-5
4-04-344206-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 549P 15cm

商品内容

要旨

新田隆弘は鬱屈をため込んでいた。かつては渋谷で伝説のチームと言われた“金狼”の元メンバーも、今ではヤクザの下っ端。兄貴分の命令で高校生が作った売春組織を探っていた隆弘は、中心人物の渡辺栄司に辿り着く。さして喧嘩が強そうでもない、進学校に通う色白の優男。だが、栄司は仲間を圧倒的な恐怖で支配していた。いったい何故。隆弘が栄司の全く異質な狂気に触れたとき、破滅への扉が開かれた―。

おすすめコメント

十代の心の闇を描き出す傑作ノワール。兄貴分の命令で、高校生がつくった売春組織の存在を探っていた覚醒剤の売人・隆弘。組織を仕切る栄司が現れたとき、破滅への扉が開かれた−−。

著者紹介

馳 星周 (ハセ セイシュウ)  
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。96年、『不夜城』でデビュー。翌年、同作品で第18回吉川英治文学新人賞を、98年、『鎮魂歌―不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞を、99年、『漂流街』で第1回大薮春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)