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うちのパパが言うことには

角川文庫 し29−5

出版社名 角川書店
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-04-364605-0
4-04-364605-4
税込価格 704円
頁数・縦 307P 15cm

商品内容

要旨

高度成長期に産湯を使った。テレビのヒーローに正義と勇気を教わった。アポロと万博が見せてくれた明るい未来を通じていても、水爆とノストラダムスの大予言はやっぱり怖かった。そんな1970年代型少年は、やがて夫になり、父親になって、不惑を超えた。たとえヒーローにはなれずじまいでも、生きていくのはあんがい悪くない―。著者自らの歩みをたどりつつ、「いま」と「あの頃」を見つめて綴った、珠玉のエッセイ集。

目次

一九七〇年代型少年に捧ぐ
不惑、わくわく
ぼくたちはアトムに会えなかった
これでいいのだ
心の屈伸運動
おとな買いの敗北宣言
思い出は「だいたい」でいい
「戦後」は終わった?
万国旗の時代
老いを実感するとき〔ほか〕

おすすめコメント

かつて1970年型少年であり、40歳を迎えて2000年型おじさんになった著者が、ある時は鉄腕アトムや万博に心動かされた少年時代の思い出を通して、ある時は現代の問題を通して、家族や友、街、絆を綴ったエッセイ集。

著者紹介

重松 清 (シゲマツ キヨシ)  
1963年岡山県生まれ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞を受賞。話題作を次々に刊行する傍ら、ルポルタージュやインタビュー、週刊誌記事のリライトなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)