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わくらば日記

角川文庫 し39−1

出版社名 角川書店
出版年月 2009年2月
ISBNコード 978-4-04-373502-0
4-04-373502-2
税込価格 748円
頁数・縦 317P 15cm

商品内容

要旨

姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。お転婆な子供だった私は、お化け煙突の見える下町で、母さま、姉さまと3人でつつましく暮らしていました。姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。そして、不思議な能力をもっていました。人や物がもつ「記憶」を読み取ることができたのです。その力は、難しい事件を解決したこともありましたが…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさが胸を打つシリーズ第1作。

おすすめコメント

姉さまの不思議な力は、人を救いもしましたが――。私の姉さまには不思議な力がありました。その力は、ある時は人を救いもしましたが、姉さまの命を縮めてしまったのやもしれません……。少女の不思議な力が浮かび上がらせる人間模様を、やるせなく描く昭和事件簿。

著者紹介

朱川 湊人 (シュカワ ミナト)  
1963年大阪府生まれ。慶應義塾大学卒業。出版社勤務を経て、2002年「フクロウ男」でオール讀物推理小説新人賞受賞。03年「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞、05年『花まんま』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)