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雷桜

角川文庫

出版社名 角川書店
出版年月 2004年2月
ISBNコード 978-4-04-373901-1
4-04-373901-X
税込価格 616円
頁数・縦 383P 15cm
シリーズ名 雷桜

商品内容

要旨

江戸から三日を要する山間の村で、生まれて間もない庄屋の一人娘、遊が、雷雨の晩に何者かに掠われた。手がかりもつかめぬまま、一家は失意のうちに十数年を過ごす。その間、遊の二人の兄は逞しく育ち、遊の生存を頑なに信じている次兄の助次郎は江戸へ出、やがて御三卿清水家の中間として抱えられる。が、お仕えする清水家の当主、斉道は心の病を抱え、屋敷の内外で狼藉を繰り返していた…。遊は、“狼少女”として十五年ぶりに帰還するのだが―。運命の波に翻弄されながら、愛に身を裂き、凛として一途に生きた女性を描く、感動の時代長編。

著者紹介

宇江佐 真理 (ウエザ マリ)  
1949年、函館市生まれ。函館大谷女子短大卒業。95年、「幻の声」でオール読物新人賞を受賞し、デビュー。2000年、『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞。人情味溢れる市井物を中心に幅広く時代小説を手がけ、多くの読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)