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三日月が円くなるまで 小十郎始末記

角川文庫 う18−2

出版社名 角川書店
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-04-373902-8
4-04-373902-8
税込価格 704円
頁数・縦 308P 15cm

商品内容

要旨

仙石藩士・刑部小十郎は、藩の御長屋を出て、江戸市中の借家に居を移した。仙石藩はかねてより隣接する島北藩と不仲だったが、仙石藩主が島北に面子を潰される事件「桧騒動」が勃発、小十郎の朋輩・正木庄左衛門は義憤に駆られ、藩主の汚名をそそごうとしていた。小十郎は、その助太刀を命じられたのだ。大家である古道具屋・紅塵堂の娘・ゆたとの淡い恋をはじめ、人情篤き人々に囲まれた、ほろ苦く切ない江戸の青春時代小説。

おすすめコメント

生きてゆくのは、これでなかなか切ないもので・・・。仙石藩と、隣接する島北藩は、かねてより不仲だった。島北藩江戸屋敷に潜り込み、顔を潰された藩主の汚名を雪ごうとする仙石藩士。小十郎はその助太刀を命じられるが・・・。青年武士の、江戸の青春を描く時代小説!

著者紹介

宇江佐 真理 (ウエザ マリ)  
1949年、函館市生まれ。函館大谷女子短大卒業。95年、「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し、デビュー。2000年、『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、01年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)