• 本

夜市

角川ホラー文庫 Hつ1−1

出版社名 角川書店
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-04-389201-3
4-04-389201-2
税込価格 572円
頁数・縦 218P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 美しく妖しい市場へ

    学校蝙蝠が開催を告げるのは、妖怪たちが物を売り買いする異界の市場。突如現れては消えていく、こちらの世界と異界とをつなぐ市場の妖しさと美しさに引き込まれます。異界は常に隣接していて、いつその境界が開かれるのかわからないけれど、幸運にもその場に居合わせることが出来たなら、この市場を覘いてみたくなります。(hori)

    (2011年2月2日)

商品内容

要旨

妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた―。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング!魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。

おすすめコメント

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。野球部のエースとして成長した裕司だったが、常に罪悪感にさいなまれていた――。

著者紹介

恒川 光太郎 (ツネカワ コウタロウ)  
1973年東京生まれ。大学卒業後、様々な職業を経て、現在沖縄県在住。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー小説大賞を受賞。初の作品集『夜市』は、デビュー作にして第134回直木賞の候補作となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)