歴史が語る恋の嵐
角川文庫 な50−1
出版社名 | 角川書店 |
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出版年月 | 2009年2月 |
ISBNコード |
978-4-04-394001-1
(4-04-394001-7) |
税込価格 | 704円 |
頁数・縦 | 174P 15cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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歴史の中の恋バナ。
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- すぐじ書店 (長野県長野市)
「怖い絵」シリーズなどで人気の中野京子さんの本です。古今東西の波乱・悲劇に富んだ恋愛をした女性のエピソードを紹介しています。他人の恋バナってどうしてこう面白いんでしょうね!歴史や人物も、こんな風に恋という切り口で見てみると、たちまち興味がわくから不思議。例えば、ノーベル賞を二度も受賞した名高いキュリー夫人も、若き日の失恋がなければその後の研究の数々もなかったかもしれないそうで…失恋もまんざら悪くない、という著者の評に思わず頷きます。もしも最近失恋した〜なんて方がいらっしゃったら、試しにこの本を読んでみてください。なんてちっぽけな失恋なのかしら!と笑顔になるかも。
(2014年2月8日)
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商品内容
要旨 |
女性初のノーベル賞受賞者、マリー・キュリーが18歳のときに落ちた許されない恋。夫と子を捨て、27歳でワーグナーに走ったコージマのその後。愛人300人といわれたエカテリーナ2世が、45歳にして初めて出会った真実の恋。66歳のマルグリット・デュラスを復活させた、27歳の青年の献身的愛。古今東西、歴史に名を残す女性たちが織り成す、さまざまな恋の形。圧倒され、やがて切なさが胸に迫る歴史エッセイ。 |
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目次 |
大納言久我雅忠の女二条 |
おすすめコメント
才女たちの、激しくてやがて哀しき恋母同様、夫子を捨ててワーグナーに走ったコージマのその後。自らの作品を髣髴とさせる失踪事件を起こしたアガサクリスティ。300人もの愛人がいたエカテリーナ二世――歴史に名を残した女性たちの、壮絶な恋物語。