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父・宮脇俊三への旅

角川文庫 み9−51

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-04-394338-8
4-04-394338-5
税込価格 748円
頁数・縦 205P 15cm

商品内容

要旨

ある日、父が「作家」になった。鉄道の世界を愛した宮脇俊三だ。だが、家族にとっては、子煩悩で優しいごく普通の父だった。その死によって「紀行作家の父」に向き合った娘が、父として、また紀行作家としての姿をしなやかに綴る。インタビューに答えて妻を「時刻表みたいな人」といった父と母のこと、真夜中に執筆する父の気配、戒名「鉄道院周遊俊妙居士」の経緯など、静かに描かれるエピソードが心にしみる。

目次

1 父の手土産(ある日、父が「作家」に
書斎の光景 ほか)
2 厳しいプロの眼(わが家の放任主義
「灯子」の由来 ほか)
3 父とのお別れ(母と娘の後悔
魔法のスープ ほか)
父と私の小年表

出版社・メーカーコメント

娘がたどる「父・宮脇俊三」から「紀行作家・宮脇俊三」への旅――。父が「一人で旅に出る」ことは、「会社に行く」のと同じようなものだった――。その死によって「紀行作家の父」に向き合った娘が、父として、また紀行作家としての宮脇俊三をしなやかに綴る、心にしみるエッセイ。

著者紹介

宮脇 灯子 (ミヤワキ トウコ)  
1968年、東京生まれ。故・宮脇俊三の長女。フリーライター。成城大学英文学科卒業後、グラフ社に勤務、料理記者をする。退社後、フランス菓子を学び、95年、パリのエコール・リッツ・エスコフィエで製菓コースを修了。97年以降はたびたびアルザス地方を訪れ、郷土料理や菓子について学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)