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大学・中庸 中国の古典

角川ソフィア文庫 B1−18 ビギナーズ・クラシックス

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年2月
ISBNコード 978-4-04-400010-3
4-04-400010-7
税込価格 1,012円
頁数・縦 299P 15cm

商品内容

要旨

人はなんのために生き、なんのために学ぶのか―。国家のリーダーを目指す者は単に学問を身につけるだけではなく、自己を修練し徳を身につけるべきである、と述べる『大学』。人間の本性とは何かを論じ、いかなる場合にも誠実を尽くして適切な行動をとれ、と説く『中庸』。二宮尊徳、西郷隆盛、西田幾多郎など、多くの偉人たちにも影響を与えた儒教の名著を、わかりやすい現代語訳とていねいな解説で学ぶ、格好の入門書!

目次

大学(『大学』のエッセンス―経の一章
明徳を明らかにするとは(釈明明徳)―伝の第一章
民を新たにするとは(釈新民)―伝の第二章
至善に止まるとは(釈止至善)―伝の第三章
本末とは(釈本末)―伝の第四章 ほか)
中庸(『中庸』思想の要点―第一章
孔子の説く中庸―第二章〜第十一章
広大明白な現象(費)と隠微な原理(隠)と―第十二章〜第十七章
孔子が哀公に説く政治論―第二十章
子思の説く誠―第二十一章〜第三十二章 ほか)

おすすめコメント

『大学』では、国家の指導者を目指す者たちは、単に学問を身につけるだけでなく、自己をよく修養し、徳を身につける必要があることを説く。『中庸』では、人間の本性とは何かを論じ、いわゆる「中庸の徳」(いかなる場合でも、感情が動く前の偏りのない静かな状態である「中」を守ることのできる徳のこと)を説く。本書では、初心者でも抵抗なく読めるよう、活字は大きく(本文14級)、読み下し文は総ルビとし、一語一語の解釈を学ぶのではなく、現代語訳で全体の意味を理解できるようにした。目 次 『大学』『中庸』解説 大学 1 『大学』のエッセンス――経の一章 ■コラム1 二宮尊徳の読む本は何?――『大学』にもとづく実践哲学 2 明徳を明らかにするとは(釈明明徳)――伝の第一章 3 民を新たにするとは(釈新民)――伝の第二章 ■コラム2 二宮尊徳の道歌――和歌で説かれた『大学』『中庸』の教え 4 至善に止まるとは(釈止至善)――伝の第三章 5 本末とは(釈本末)――伝の第四章 6 物に格りて知を致すとは(釈格物致知)――伝の第五章 ■コラム3 朱子の「格物補伝」 7 意を誠にするとは(釈誠意)――伝の第六章 8 心を正し身を修めるとは(釈正心修身)――伝の第七章 ■コラム4 王陽明の『大学』説 9 身を修め家を斉えるとは(釈修身斉家)――伝の第八章 10 家を斉え国を治めるとは(釈斉家治国)――伝の第九章 ■コラム5 帝王学の教科書から現実政治の書へ 11 国を治め天下を平らかにするとは(釈治国天平下)――伝の第十章 ■コラム6 『大学』にもとづく江戸の経世論――熊沢蕃山の『大学或門』 中庸 1 『中庸』思想の原点――第一章 ■コラム7 懐徳堂の『中庸錯簡説』 2 孔子の説く中庸――第二章〜第十一章 ■コラム8 『中庸』と郭店楚簡「性自命出」と 3 広大明白な現象(費)と隠微な原理(隠)――第十二章〜第二十章 ■コラム9 霊魂は存在するのか――『中庸』の鬼神章をめぐって 4 孔子が哀公に説く政治論――第二十章 ■コラム10 日本人の心性に合った「誠」 5 子思の説く誠――第二十一章〜第三十二章 誠よりして明らか、明らかなるよりして誠(第二十一章)/至誠の聖人は天地と6 結び――『詩経』の言葉とともの――第三十三章 ■コラム11 漱石『それから』のキーワードとなった『中庸』

著者紹介

矢羽野 隆男 (ヤハノ タカオ)  
1965年生まれ、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、四天王寺大学人文社会学部教授。専攻は中国哲学・日本漢学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)