• 本

江戸の悪霊祓い師

増補版

角川ソフィア文庫 I136−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-04-400084-4
4-04-400084-0
税込価格 1,320円
頁数・縦 393P 15cm

商品内容

要旨

悪霊と対決して14歳の若妻の憑き物を落とし、市井の人々に絶大な人気を博した「江戸のエクソシスト(悪霊祓い師)」祐天上人とは何者か?五代将軍・綱吉の時代、なぜ桂昌院を中心とする江戸城大奥の女性たちの積極的な帰依を受け、浄土宗教団のトップにまで登りつめられたのか。謎に包まれたその生涯と事蹟をめぐる伝承に迫り、祐天という稀代の人物像を通して、新興首都・江戸が抱え持つ闇の世界を明らかにする著者代表作。

目次

第1部 霊媒伝承(羽生村事件
悪霊祓いの伝説
隠された幼児殺し
因果の図式)
第2部 江戸の悪霊祓い師(聖者の伝説
女の霊力信仰
水子と捨子
虚像と実像)
増補(高僧か、呪術師か
祐天上人の死に方)

おすすめコメント

悪霊と対決して14歳の若妻の憑き物を落とし、市井の人々に絶大な人気を博した「江戸のエクソシスト(悪霊祓い師)」祐天上人とは何者か? 五代将軍・綱吉の時代、なぜ桂昌院を中心とする江戸城大奥の女性たちの積極的な帰依を受け、浄土宗教団のトップにまで登りつめられたのか。謎に包まれたその生涯と事蹟をめぐる伝承に迫り、祐天という稀代の人物像を通して、新興首都・江戸が抱え持つ闇の世界を明らかにする著者代表作。【目 次】 第一部 霊媒伝承 はじめに 「口ばしり」の伝承 第一章 羽生村事件 第二章 悪霊祓いの伝説 第三章 隠された幼児殺し 第四章 因果の図式 第二部 江戸の悪霊祓い師 第一章 聖者の伝説 第二章 女の霊力信仰 第三章 水子と捨子 第四章 虚像と実像 増 補 第一章 高僧か、呪術師か 第二章 祐天上人の死に方

著者紹介

高田 衛 (タカダ マモル)  
1930年生まれ。早稲田大学大学院修士課程、東京都立大学大学院博士課程修了。東京都立大学名誉教授。文学博士。日本近世文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)