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リンドバーグ第二次大戦日記 下

角川ソフィア文庫 M118-2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-04-400166-7
4-04-400166-9
税込価格 1,232円
頁数・縦 393P 15cm
シリーズ名 リンドバーグ第二次大戦日記

商品内容

要旨

「ドイツ人がヨーロッパでユダヤ人になしたと同じようなことを、われわれは太平洋で日本人に行ってきたのである」開戦後、陸軍パイロットとして南太平洋に派遣されたリンドバーグ。ラバウルでの壮絶な空爆戦、零戦との一騎打ち―そこで目にしたのは米兵による日本軍捕虜への蛮行であった。戦争がもたらす残虐行為の連鎖、アメリカの自由と民主主義とは、人類が目指した文明化とは何なのか。未来への警句が、今なお重く響く。

目次

大戦前夜―米本国で(承前)(ファシスト呼ばわりされて―一九四一年)
戦時下―米本国で(現役復帰、かなわず―一九四二年)
戦時下―米本国で(戦場も根回しだ―一九四三年)
最前線―南太平洋で(日本軍と対峙した日々―一九四四年)
終戦時―ヨーロッパで(廃墟の中に立つ―一九四五年)

おすすめコメント

「ドイツ人がヨーロッパでユダヤ人になしたと同じようなことを、われわれは太平洋で日本人に行ってきたのである」 開戦後、陸軍パイロットとして南太平洋に派遣されたリンドバーグ。ラバウルでの壮絶な空爆戦、零戦との一騎打ち―― そこで目にしたのは米兵による日本軍捕虜への蛮行であった。戦争がもたらす残虐行為の連鎖、アメリカの自由と民主主義とは、人間が目指した文明化とは何なのか。未来への警句は、今なお重く響く。(目次) 大戦前夜――米本国で(承前) 第四章 ファシスト呼ばわりされて―― 一九四一年 逆風にもめげず/進む参戦づくり/真珠湾火だるま/戦時下――米本国で 第五章 現役復帰、かなわず―― 一九四二年 大統領のしっぺ返し/ゼロ戦は勇敢で優秀だ/B24は欠陥爆撃機だ/バターン惨敗の真実/ 愛犬ソニーの死/生還率の高いB17/フォード帝国ゆらぐ 戦時下――米本国で 第六章 戦場も根回しだ―― 一九四三年 最前線―南太平洋で 第七章 日本軍と対峙した日々― 一九四四年 ラバウル爆撃行/捕虜をとるな/空中戦の一騎討ち/残虐行為の悪循環 終戦時――ヨーロッパで 第八章 廃墟の中に立つ―― 一九四五年 殺人と凌辱と略奪/科学者を取り込め/生と死の尊厳 主要登場人物 リンドバーグ略年譜 訳者あとがき

著者紹介

リンドバーグ,チャールズ・A. (リンドバーグ,チャールズA.)   Lindbergh,Charles A.
1902年、米デトロイト生まれ。妻は作家のアン・リンドバーグ。1927年にニューヨーク‐パリ間の世界初の大西洋単独無着陸飛行に成功。1932年、誘拐事件で長男を亡くす。1935年、生理学者カレル博士と共に人工心臓装置を開発。ドイツ空軍の調査に派遣され政治の中枢にも関わる。第二次世界大戦に際し米国の参戦反対を強く訴え、ルーズベルト大統領との確執が生まれるが、開戦後はパイロットとして南太平洋に派遣、日本軍の零戦とも戦う。1974年、72歳でマウイ島で逝去
新庄 哲夫 (シンジョウ テツオ)  
1921年、米サンフランシスコ生まれ。東京新聞勤務を経て英米文学翻訳家に。2006年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)