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芸者と遊び 日本的サロン文化の盛衰

角川ソフィア文庫 I138−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-04-400192-6
4-04-400192-8
税込価格 880円
頁数・縦 195P 15cm

商品内容

要旨

江戸の志士や明治の文豪たちを魅了した芸者。そもそも彼女たちは何者なのか。いつどのように誕生し、日本文化にどんな影響を与えてきたのか。芸と色といなせな会話。男と女の「粋」と「意気」―そこには、日本固有のサロン文化と、今や失われつつある日本の美の本質があった。花柳界の栄枯盛衰、名妓や遊び等の具体的なエピソードを辿りつつ、芸者の文化と歴史から、日本独特の「人間関係の洗練」を浮き彫りにする傑作。

目次

第1部 江戸の芸者とその歴史(踊子から芸者へ
深川芸者の発生と実像
色を売ること売らないこと
幕末の芸者たち)
第2部 明治の芸者…その栄華と終焉(祇園と柳橋
雑魚寝のこと
名妓たち
水揚げのこと
芸者遊びとは何か
日本的サロン文化)

おすすめコメント

江戸の志士や明治の文豪たちを魅了した芸者。そもそも彼女たちは何者なのか。いつどのように誕生し、日本文化にどんな影響を与えてきたのか。芸と色といなせな会話。男と女の「粋」と「意気」――そこには、日本固有のサロン文化と、今や失われつつある日本の美の本質があった。花柳界の栄枯盛衰、名妓や遊び等の具体的なエピソードを辿りつつ、芸者の文化と歴史から、日本独特の「人間関係の洗練」を浮き彫りにする傑作。はしがき 「芸者の時代」 序 芸者とはそもそも何者か 第一部 江戸の芸者とその歴史 踊り子から芸者へ 深川芸者の発生と実像 色を売ること売らないこと 幕末の芸者たち 第二部 ベイ時の芸者 その栄華と終演 祗園と柳橋 雑魚寝のこと 名妓たち 水揚げのこと 芸者遊びとは何か 日本的サロン文化 エピローグ「のんびり」の世界 あとがきに代えて 芸者のかたち 文庫版あとがき

著者紹介

田中 優子 (タナカ ユウコ)  
1952年神奈川県生まれ。法政大学社会学部教授、社会学部長を経て、法政大学総長。法政大学国際日本学インスティテュート(大学院)教授。専門は、近世(江戸)文学、アジア比較文化。『江戸の想像力』で芸術選奨文部大臣新人賞、『江戸百夢』で芸術選奨文部科学大臣賞・サントリー学芸賞を受賞。2005年紫綬褒章受章。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)