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仏教語源散策 続

角川ソフィア文庫 H117-4

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-04-400405-7
4-04-400405-6
税込価格 1,012円
頁数・縦 284P 15cm
シリーズ名 仏教語源散策

商品内容

要旨

日本人の気づかぬところで仏教のことばが生きはたらいている。「愚痴」は横綱級の煩悩。「律儀」は習慣的な善行。「以心伝心」の心とは、本来、人間のあるがままの姿のこと―。日常語であっても、仏典や教義にその語源を求めるとき、無限にひろがる仏教語の大海へとたどりつく。大乗仏教、真言密教、そして禅まで、第一線の仏教学者が名著『佛教語大辞典』のエッセンスへと誘う。身近なことばの奥深さに触れる仏教入門、好評続篇。

目次

1 仏教の出発点
2 仏教の生活と習俗
3 仏教をとりまく宗教と神々
4 大乗仏教のすくい
5 真言密教
6 禅

おすすめコメント

愚痴、律儀、蒲団、ありがとう──意外な言葉に仏の教えが? 意外なところで生きている、仏教のことば。そして語源という視点から生活や思考、感情に分け入るとき、背後に広がる広大な仏教的世界観が浮かび上がる。第一線の仏教学者らが著した、読んで楽しい仏教案内。

著者紹介

中村 元 (ナカムラ ハジメ)  
1912年、島根県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授、東方学院学院長、比較思想学会名誉会長、学士院会員などを歴任。仏教思想・インド哲学の第一人者。紫綬褒章、文化勲章、勲一等瑞宝章受章。人間ブッダの姿を明らかにするとともに、人類共通の普遍思想を求めて、仏教と西洋思想の比較思想研究を推進。1999年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)