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よくわかる山岳信仰

角川ソフィア文庫 H113−8

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-04-400610-5
4-04-400610-5
税込価格 1,056円
頁数・縦 299P 15cm

商品内容

要旨

山には人知を超越した何者かがいる―日本民族が太古から抱いてきた素朴な崇敬の念にこそ、山岳信仰の原点がある。宗教以前にまで遡り、原初信仰や山の民の様相、仏教や神道との習合、密教との融合による修験道の成立等をやさしく解説する。出羽三山、大峰山、立山、白山、木曾御嶽山ほか、各地の主要な霊山も紹介。暮らしと密接に関わってきた「山」をめぐる信仰の受容と変遷から、日本の歴史文化の基層を知る恰好の入門書。

目次

第1章 日本人にとっての山(国土の七割を占める山岳地帯
山は神の降臨する神聖な場所 ほか)
第2章 山岳信仰の整備と神仏習合(超人的なパワーを得られる山での修行
神仏習合とは何か ほか)
第3章 山の神とその信仰(田遊び・御田植祭
能登の「あえのこと」 ほか)
第4章 修験道の成立(諸宗教の混淆
密教寺院に集まった山岳修行者 ほか)
第5章 代表的な霊場(出羽三山
大峰山 ほか)

出版社・メーカーコメント

「山」への信仰を辿り、日本の歴史文化の基層を知る入門書。なぜ私たちは山を神々しいと思うのか――アニミズム、神仏習合、修験道、廃仏毀釈ほか、人々の暮らしと密接に関わってきた「山」をめぐる信仰、その受容と変遷から日本の歴史文化の基層を知る入門書。

著者紹介

瓜生 中 (ウリュウ ナカ)  
1954年東京生まれ。早稲田大学大学院修了。東洋哲学専攻。仏教・インド関係の研究、執筆を行い現在に至る。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)