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神秘学講義

角川ソフィア文庫 G124−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-04-400752-2
4-04-400752-7
税込価格 1,276円
頁数・縦 312P 15cm

商品内容

要旨

予感や憧れといった情動の根源は一体どこにあるのか。魂の故郷を現実世界を超えた場所にあるとみなす神秘学。理性と感性を融合させた学問に向き合い、人間を霊・魂・体の存在として捉え直す著者の言葉は、極端に外面化された現代の私たちに新たな視点を投げかける。ゲーテ、ニーチェ、フロイト、ユングへと連なるヨーロッパ精神史を辿りながら、シュタイナーの実践的秘儀を紹介。ユングの章を増補した完全版。

目次

第1章 現実世界から超現実世界へ
第2章 霊的感覚論―霊・魂・体の問題
第3章 神秘学における理性と感性
第4章 秘儀とその行法―アポロン的とディオニュソス的
第5章 ユングと神秘学
第6章 ブラヴァツキー―近代精神と神秘学

出版社・メーカーコメント

シュタイナー研究の第一人者による「神秘学」入門の名講義、初文庫化!神秘学が現代の私たちにもたらす意義とは何か――。ゲーテ、ニーチェ、フロイト、ユングの論を引きながらヨーロッパ精神史を辿り、神秘学の在り方を平明に語る。単行本未収録のユングの章を追加した完全版。

著者紹介

高橋 巖 (タカハシ イワオ)  
1928年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部大学院修了後、73年まで同大学文学部教授(美学・西洋美術史)を務める。日本人智学協会代表。ミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学ぶなか、ルドルフ・シュタイナーの思想と出会い、シュタイナーとその思想である人智学の研究、翻訳を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)