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猫の王 猫伝承とその源流

角川ソフィア文庫 J155−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-04-400819-2
4-04-400819-1
税込価格 1,914円
頁数・縦 527P 15cm

商品内容

要旨

猫は突然、姿を消すことがある。彼らはみな阿蘇山の猫岳を目指して旅に出るという。帰ってきたものは耳が裂け、尻尾は二股に割れて、踊り出す。家に帰ってこないものは猫の王となって猫岳に君臨する。この「猫の王」伝承をたどり、日本各地からアジア、ユーラシア大陸を経て、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の豊富な資料を基に、招き猫・猫また屋敷・踊る猫・猫魂ほか、海を越えて伝わった猫の怪異と魔性の謎を解き明かす。

目次

猫は船に乗って
第1部 猫の王の猫岳(猫の王の御前会議
ヨーロッパの猫の王たち
ブロッケンの猫の舞踏会
聖なる日の猫)
第2部 招き猫の成立(招き猫の由来
猫石と猫絵の時代
猫の檀家の人々
人間と猫の魂と
猫は家族とともに)
第3部 猫山の世界(猫と狩猟信仰
水車小屋の猫
猫と鍛冶屋の姥
猫の島の山猫たち)

出版社・メーカーコメント

なぜ、猫は突然姿を消すのか。その謎を解くため、日本、東アジア、ヨーロッパ、古代エジプトへ。古今東西の資料をもとに、猫たちの魔性と伝承の源流を求めて「猫学」の旅に出よう。

著者紹介

小島 瓔禮 (コジマ ヨシユキ)  
1935年、神奈川県生まれ。國學院大學文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。民俗学、日本古典文学専攻。琉球大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)