• 本

チベット史 仏教の国の政治と外交

角川ソフィア文庫 I424−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-04-400859-8
4-04-400859-0
税込価格 1,254円
頁数・縦 269P 15cm

商品内容

要旨

7世紀の中央アジアに誕生した軍事国家の吐蕃王国。インドから仏教がもたらされるとチベット仏教が成立し、宗教指導者が政治権力を持つようになる。その中で生まれたのが、独自の理論にもとづいて権力を継承する「転生活仏制度」だった。チベットの歴史は、その宗教を理解していなければ語れない。最初の統一国家誕生から、ダライ・ラマ14世インド亡命までの1400年を、チベット密教研究の第一人者がひも解く、通史の決定版。

目次

第一章 チベットの民族・言語・領域
第二章 古代チベット(七世紀〜九世紀)
第三章 チベットにおける仏教の成熟(一〇世紀〜一二世紀)
第四章 モンゴルとチベット(一三世紀〜一四世紀)
第五章 仏教の黄金時代(一四世紀後半〜一六世紀)
第六章 ダライ・ラマ政権の時代(一七世紀〜一九世紀前半)
第七章 近代とチベット(一九世紀後半〜二〇世紀)

出版社・メーカーコメント

中国西方の高原を中心に、東アジア・南アジア・中央アジアの境として、他のどの国とも異なる独特の歴史を歩んできたチベット。仏教研究者として幾度も足を運んできた著者による、チベット1400年の通史。

著者紹介

正木 晃 (マサキ アキラ)  
1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授、慶應義塾大学文学部非常勤講師などを歴任。専門は宗教学。日本とチベットの仏教、修験道を中心に、修行における心身の変容、宗教図像学などを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)