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蒙求 中国の古典

角川ソフィア文庫 SP B−1−11 ビギナーズ・クラシックス

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-04-407221-6
4-04-407221-3
税込価格 817円
頁数・縦 223P 15cm

商品内容

要旨

有名な「蛍の光、窓の雪」の歌のもとになった勤勉な男たちの話、夏目漱石のペンネームの由来になったひねくれ者の話。もともと子供の暗誦用に編集された『蒙求』は、礼節や忠義、夫婦のあり方など、大人が身につけておくべき不変の教養も多く含まれている。江戸から明治の日本でたくさん読まれ、現代に通じる教訓や逸話も多い。本シリーズならではの詳しい解説とコラムで、中国の歴史を知らなくても十分に楽しめる一冊。

目次

鷹のように残酷な〓(しつ)都、子持ち虎より恐ろしい〓(ねい)成
才気と意気込みに富む挨拶をする陸雲と荀隠
親のため、毛義は辞令を押しいただき、子路は米を背負った
孫楚は石で口をすずぎ、〓(かく)隆は書物を虫干しする
奇抜な方法で天子に進言し、その愛人に疎まれた袁〓(おう)と衛〓(かん)
よき理解者がいてこそ音楽は生きることを感じた向秀と伯牙
魯褒は『銭神論』で世俗を批判、かたや崔烈は金にまみれた
子のため、王陵の母は剣に伏して死に、孟子の母は三遷した
男をしのぐ才女だった斉后と王凝之の妻謝氏
しかめ顔も美しい西施と、魅力的なしなを作る孫寿〔ほか〕

著者紹介

今鷹 眞 (イマタカ マコト)  
1934年、中国上海生まれ。京都大学大学院博士課程修了。名古屋大学・金城学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)