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坐禅ひとすじ 永平寺の礎をつくった禅僧たち

角川ソフィア文庫 SP364

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2008年2月
ISBNコード 978-4-04-407901-7
4-04-407901-3
税込価格 692円
頁数・縦 254P 15cm

商品内容

要旨

坐禅の姿は、さとりの姿である―。永平寺の禅が確立するまでの歴史をわかりやすく綴りながら、道元禅の真髄を師弟間で交わされる問答を通して解き明かす。鎌倉初期、中国から曹洞禅を伝えた道元禅師の弘法への情熱は、膝下に集う有能な弟子たち、懐奘・義介…へと受け継がれていく。“只管打坐、ただひとすじに坐禅をする”。それは仏陀がさとりを得た姿そのものであり、仏陀のごとく生きる証なのである。道元禅の入門書。

目次

第1章 黎明(師、如浄禅師との別れ
明全和尚と入宋する時のこと(回想) ほか)
第2章 興隆(懐奘、道元禅師を訪ねる
十六歳の義介の動揺 ほか)
第3章 誓願(道元禅師、鎌倉へ行く
義介、道元禅師不在の永平寺をまもる ほか)
第4章 継承(懐奘禅師と義介、師弟の礼をとる
義介、嗣書を拝見する ほか)
第5章 躍進(八歳の少年、永平寺に入門する
義介禅師の夢 ほか)
道元禅師が教える生きる智慧

おすすめコメント

永平寺三世、徹通義介禅師七百年御遠忌の記念出版。帰朝した道元が曹洞宗を開き、やがて今日見る永平寺の大伽藍を築くまでの壮大なドラマを小説風に綴った読み物。あわせて道元禅の真髄がわかりやすく語られている。

著者紹介

角田 泰隆 (ツノダ タイリュウ)  
1957年長野県伊那市生まれ。大本山永平寺にて修行。86年駒澤大学大学院博士課程満期退学。曹洞宗宗学研究所主任、駒澤短期大学教授を経て、駒澤大学教授、曹洞宗総合研究センター宗学研究部門副主任研究員。伊那市・常圓寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)