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日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情

角川ソフィア文庫 I129−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-04-409224-5
4-04-409224-9
税込価格 968円
頁数・縦 269P 15cm

365Booksのおすすめ

歴史ものを読んでいると、貨幣価値の違いで、凄いのか凄くないのかわからなくなってしまいますが、本書では米や土地などの値段を手がかりに、先人たちの給料を現代のお金に換算。
悲喜こもごもを、物価を軸に読み解きます。脱サラなのかー、兼好法師は、自由だなー。

365Booksとは?

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    このコーナーではマスコットキャラクターの棚忍者とナビヘビちゃん(の中の人)が読者の方に今オススメしたい1冊をご紹介します。

商品内容

要旨

「貧窮問答歌」を詠んだ万葉歌人・山上憶良の年収は1400万円だった―!?古代から近世まで、米や土地などの値段を手がかりに、先人たちの給料を現代のお金に換算。ノンキャリアの菅原道真、王朝のOL・紫式部、脱サラの兼好法師、戦国武将・岡左内の財テク、大田南畝の出張旅費など、いにしえのひとびとの生活を浮き彫りにする。古典資料を丁寧にひもとき、現代の私たちに通じる悲喜こもごもを、物価を軸に読み解く。

目次

1 奈良時代(山上憶良の年収は一千四百万円(山上憶良)
日当六百円の出稼ぎ労務者の死(孔王部忍羽) ほか)
2 平安時代(ノンキャリアの星墜つ(菅原道真)
自薦とコネの就職レース(源順・清原元輔他) ほか)
3 鎌倉時代(脱サラ遁世者(兼好法師)
虚栄を追う官僚たち(藤原定家) ほか)
4 室町・戦国時代(建設会社建仁寺組(老番匠・檜前杉光)
エリート管理者の心得(朝倉孝景) ほか)
5 江戸時代(商社マン誕生(三井高利・小橋利助他)
著作者兼部長(山片蟠桃) ほか)

著者紹介

山口 博 (ヤマグチ ヒロシ)  
1932年東京生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。富山大学・聖徳大学名誉教授・元新潟大学教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)