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勝ち続ける「仕組み」をつくる獺祭の口ぐせ

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-04-601844-1
4-04-601844-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 238P 19cm

商品内容

要旨

ヒットメーカーは「見えないところ」で何をしているのか?潰れかけた酒蔵から「売上日本一」を実現したV字回復の法則。

目次

1 獺祭を造った口ぐせ(「経営と勘」は言い逃れ
「伝統」にあぐらをかくな ほか)
2 戦う経営者の口ぐせ(業界のマイナスの中にチャンスがある
「当たり前」を捨てる勇気をもて ほか)
3 お客様から支持されるための口ぐせ(「酔うため、売るため」の酒を捨てる
ブランドは「つくる」のではなく、「守る」 ほか)
4 世界で戦うための口ぐせ(マーケットのど真ん中を攻めろ
ライバルは「とりあえずビール」 ほか)
5 会社と社員を成長させる口ぐせ(「ピンチ」が人を成長させる
日本人だからこそ変わることができる ほか)

おすすめコメント

日本酒業界はこの40年間で売上が3分の1に大激減した。しかし、その苦境の中、逆に売上を40倍にした驚くべき蔵元があった――。それが山口県の山奥にある酒蔵・旭酒造。そして、旭酒造が手掛けるのが「獺祭」だ。いまや誰もが知る銘柄で、安倍総理がオバマ大統領へのプレゼントにしたことなどで大人気となっている。また、全国でも珍しい「大吟醸」しか生産しない蔵元として注目を浴びている。この礎をつくったのが三代目社長・桜井博志。杜氏がいなくなる。県内で米が入らない。商品の名前「獺祭」が読めない。そもそも日本酒は売れない・・・。この「金なし、人なし、市場なし」の状況で桜井氏はなぜ現在の破竹の勢いを作り出せたのか?そこには「新しいものづくり」を目指した逆転の仕事哲学があった。「経験と勘は言い逃れ」「業界がマイナスだったことがプラスに働く」「一生懸命は意味がない」「日和見生産が大事」「地元愛では経営してはいけない」「伝統よりお客様の評価が優先」「日本人だからこそ変わることができる」等々――日本酒市場だけでなく、現在の不況にあえぐサラリーマン、経営者にも響く。桜井氏の言葉から、お客様、市場、商品、社員、資金、といったビジネスに欠かせないテーマについて学べる1冊。

著者紹介

桜井 博志 (サクライ ヒロシ)  
旭酒造会長。1950年、山口県周東町(現岩国市)生まれ。松山商科大学(現松山大学)卒業後、西宮酒造(現日本盛)での修業を経て、76年に旭酒造に入社するも、酒造りの方向性や経営をめぐって父と対立して退社。一時、石材卸業会社を設立し、年商2億円まで成長させたが、父の急逝を受けて84年に家業に戻る。研究を重ねて純米大吟醸「獺祭」を開発、業界でも珍しい四季醸造や12階建ての本蔵ビル建設など、「うまい酒」造りの仕組み化を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)