優実の後ろの席の男子・須田は、いつも眠そうで気だるげ。だけど話しかけるといつも返事をくれて、気が付いたら須田と話すのが毎日の楽しみになっていた。そんな須田を、優実は“星灯祭”に誘いたくて。―『夏の夜は星の灯りで』　気難しい部長、と美術部内で言われていた先輩。その眼鏡と癖毛で隠れた顔がすごく整っていることも、思いやりがあることも、たぶん私しか知らない。そんな先輩に、英単語シリトリに紛れて告白しようとするけれど…。―『無愛想先輩とあまのじゃく』　包容力のある人ってたぶんこういう人のことを言うんだろうな、と思う、いつも笑顔で優しい兄の親友。憧れていたあの人に、でも花乃の秘密の趣味が知られてしまって―。『こんな想いの伝え方』など、全１０編の“ピュアキュン”ショートストーリー集。憧れのアイツに、届けこの想い！