商品内容
要旨 |
悠太が初めて沙季に「兄さん」と呼ばれて以来、兄妹として進展したかに見えた二人だったが、互いに秘めた想いのせいもあってか、その関係はどこかぎこちなかった。そんな中で、三者面談、オープンキャンパス、男女混合の勉強会など、様々なイベントが訪れ、二人はそれぞれ新たな出会いを果たす。『距離の近い異性が偶然ひとりしかいなかったから、好きになっただけ』そんな意地の悪い命題に直面した二人は、再び自分自身の感情と向き合うことに。未来と現在、常識と非常識、建前と本音、自分の幸せと家族の幸せ。何を優先し、何を我慢するのが正解なのか?悩みと出会いの果てに、悠太と沙季はある“決断”をくだす―。 |
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出版社・メーカーコメント
「――兄さん」 あの日以来、綾瀬さんからはその呼び方しかされていない。浅村悠太は親の再婚により同級生の綾瀬沙季と兄妹となった。似た者同士の二人は日々の生活で少しずつその距離を縮め、そしてその関係性は“兄妹”へとたどり着いた。これは家族になった後、その先を描く物語。