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壊れそうな君と、あの約束をもう一度

MF文庫J く−08−01

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-04-684171-1
4-04-684171-0
税込価格 748円
頁数・縦 318P 15cm

商品内容

要旨

月城廉司は、高1の夏頃から疎遠になっていた幼なじみの少女・望月祈織と一つ屋根の下で暮らしている。ただ、2人の間にできた時間的、精神的溝は浅くなく、関係を改善したいと思いながら何もできないまま高2の始業式を迎える。祈織と同じクラスになり、これから彼女に歩み寄ろう、あの日にした「約束」を果たそうと、廉司は決意を新たにする。少しずつ関係は動きだす―と思われた矢先、廉司の秘密を知る愛華が告白をしてきて…。他人にも特別な関係にもなれる。近そうで遠い「幼なじみ」の2人が、すれ違い、成長して変化しながら歩んでいく。大切なものをもう一度見つけるための青春の1ページ。

出版社・メーカーコメント

ありふれた幼なじみとの関係、成長に従って疎遠になった廉司と祈織。彼女との「約束」をずっと果たせていないことに、悩みを抱えながら高校生活を送る廉司。そんな折、両親を事故で亡くした彼女を家で引き取ることになり、一つ屋根の下での生活が始まる。環境が変わって関係にも変化がと期待するも何も変わらない日々が続く。近くなってさらに遠く感じる彼女の存在。あの日いた祈織はもうここにはいない。そんな彼女との関係性をどうにかしたくて、あの日交わした「約束」を果たすために少しすつ歩み寄る廉司。そんな彼の姿に祈織の心も溶けていき……。またあの時のように笑い合える、そう思った矢先。衝撃の告白を聞いてしまい同様する廉司とすれ違う「約束」、2人の距離はさらに遠く−−。本当の彼女と再び出会うため、あの時に交わした「約束」をもう一度。2人の本当の再開に涙する、「約束」の物語。

著者紹介

九条 蓮 (クジョウ レン)  
大阪府枚方市出身。第7回スターツ出版文庫大賞にて大賞を受賞しデビュー。デビュー作の『夏の終わり、透明な君と恋をした』は重版を重ねるヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)