風土記 日本人の感覚を読む
角川選書 577
出版社名 | KADOKAWA |
---|---|
出版年月 | 2016年10月 |
ISBNコード |
978-4-04-703582-9
(4-04-703582-3) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 201P 19cm |
商品内容
要旨 |
七一三年、各国に下された官命に基づいて編纂された「風土記」。各地に伝わる伝説や地名の由来、風土の特徴などを記す、その地誌としての性格をふまえ読み解けば、日本文化の深層が見えてくる―。「天の羽衣」伝説に表れる日本人特有の罪と恥の意識、古代の人々の時間に対する認識や、村を中心とした空間のとらえ方などを通して、日本人のこころを解き明かす。 |
---|---|
目次 |
第1章 「風土記」とはなにか |
おすすめコメント
七一三年の官命によって編纂された「風土記」。全国各地の産物や土地、神話などを記す古代の貴重な資料である。その地誌としての性格をふまえ「風土記」を読み解けば、日本人に通底する心のありようが見えてくる。【目次】 はじめに 第一章 「風土記」とはなにか 第二章 「風土記」の時間 序 説 第一節 「風土記」の時間認識 「古」「昔」「今」― 第二節 神の歴史 オオナムチ神話の国作り― 第三節 天皇の歴史 風土記巡行伝説― 第四節 祖先の歴史 「祖」「初祖」「遠祖」「始祖」「上祖」― 第三章 「風土記」の空間 序 説 第一節 神話の空間認識 第二節 里長の役割と「里の伝承」 第三節 巡行伝承の空間的再配置 第四章 「風土記」からみた日本文化 序 説 第一節 松になった男女の「罪」と「恥」 第二節 天女の追放 終章 「風土記史観」でみた古代の日本 おわりに 参考文献