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ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで

角川選書 605

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-04-703642-0
4-04-703642-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 263P 19cm

商品内容

要旨

カズオ・イシグロ、ガルシア=マルケス、クッツェー…ノーベル文学賞受賞作家の作品を、一体何冊読んだことがあるだろう?本書は1980年代以降、小説でノーベル文学賞を受賞した著者の作品の内容を、入門的に解説する初めての一冊。現在、世界の文学で何が注目され、何が話題を呼んでいるのか?世界で認められる文学作品とは、どのような技術によって紡がれているのか?ほんとうは面白い、世界文学の「今」に迫る!

目次

ノーベル文学賞を読むということ
一九八〇年代(めくるめく勘違い小説『眩暈』―エリアス・カネッティ
ラテンアメリカと魔術的リアリズム―ガブリエル・ガルシア=マルケス ほか)
1990年代(「黒人」「女性」作家―トニ・モリスン
「情けないオレ語り」と日本文学―大江健三郎)
2000年代(中国語としての表現の追求―高行健
ワールドワイドで胡散臭い語り―V.S.ナイポール ほか)
2010年代(ペルー、あるいは梁山泊―マリオ・バルガス=リョサ
中国版「魔術的リアリズム」―莫言 ほか)

おすすめコメント

何作品読んだことがありますか? 本当は面白いノーベル文学賞! ノーベル文学賞受賞から、ベストセラーはカズオ・イシグロ一色に。しかし、受賞作のうち何作読んだことがあるだろう? 古今東西の受賞作を読み直し、多様な作品たちの「面白さ」を作る仕掛けに迫る!

著者紹介

橋本 陽介 (ハシモト ヨウスケ)  
1982年、埼玉県生まれ。慶應義塾志木高等学校卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。博士(文学)。専門は、中国語を中心とした文体論、テクスト言語学。お茶の水女子大学基幹研究院助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)