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ホッブズ リヴァイアサン

角川選書 1006 シリーズ世界の思想

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年2月
ISBNコード 978-4-04-703651-2
4-04-703651-X
税込価格 1,980円
頁数・縦 333P 19cm

商品内容

要旨

国家の役割や主権が議論されるとき、必ずといっていいほど取り上げられる政治学の名著『リヴァイアサン』。しかし、日本では「万人の万人に対する闘争」の部分のみが広く有名になり、ステレオタイプ化されている。専門家によって近年飛躍的に解明されてきた作品後半の宗教論・教会論と政治哲学の関係をふまえて全体の要点を読み直し、従来の作品像を刷新。近代政治を学び平和と秩序を捉え直す、解説書の決定版!

目次

序論
第1部 人間について(理性と科学について
一般に情念と呼ばれる自発的な運動の内的起源、およびそれらが表現される言葉について ほか)
第2部 国家について(国家の原因、生成、定義について
設立による主権者の諸権利について ほか)
第3部 キリスト教の国家について(キリスト教の政治学の諸原理について ほか)
第4部 闇の王国について(聖書の誤った解釈から生じる霊的闇について
ダイモン学および異教徒の宗教のその他の遺物について ほか)
総括と結論

出版社・メーカーコメント

近代政治学の創始者・ホッブズの思想を読み解くホッブズの解いた政治と宗教、国家と教会の問題を読み解き、日本におけるホッブズの解釈を刷新する!「万人の万人に対する闘争」だけではない、人が生きていく上で必要な基本の思想がここにある。

著者紹介

梅田 百合香 (ウメダ ユリカ)  
1968年名古屋市生まれ。桃山学院大学経済学部教授。名古屋大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。専門は政治思想史・社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)