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終わる世界のアルバム

メディアワークス文庫 す1−2

出版社名 アスキー・メディアワークス
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-04-891149-8
4-04-891149-X
税込価格 605円
頁数・縦 254P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 「神様のメモ帳」や「さよならピアノソナタ」が好きならこの作品も好きになるだろう。他レーベルではちょっと違うテイストの作品も書いているが個人的に杉井光といえばこの切なさが持ち味。いきなり人がいなくなり、その人々が存在していた記録・記憶が消え去ってしまう世界。そんな世界の終わりで何もない少年の切ない恋。何もないのは、以前はそこに大切な何かあった…愛しくて切ない1ヶ月の恋物語。

    (2012年11月20日)

商品内容

要旨

前触れなく人間が消滅し、その痕跡も、周囲の人々の記憶からも消え去ってしまう世界。人々は普段通りの生活を続けながらゆるやかに訪れる世界の終わりを待っている。そんな世界でぼくは例外的に消えた人間の記憶を保持することができた。そしてぼくは気がつく。人が消えていくばかりの世界の中、いなかったはずの少女がいつのまにかクラスの一員として溶け込んでいることに―。ゆるやかに終わっていく世界での、切ない恋を描く感動の物語。

出版社・メーカーコメント

なんの前触れもなく人間が消滅し、その痕跡も、周囲の人々の記憶からも消え去ってしまう世界。人々は普段通りの生活を続けながらゆるやかに訪れる世界の終わりを待っている。そんな世界でぼくは例外的に消えた人間の記憶を保持することができた。そんなぼくは気がつく。人が消えていくばかりの世界の中、いなかったはずの少女がいつのまにかクラスの一員として溶け込んでいることに――。電撃文庫 『神様のメモ帳』 『さよならピアノソナタ』 『楽聖少女』 などで人気を博す杉井光の単行本が待望の文庫化。

著者紹介

杉井 光 (スギイ ヒカル)  
1978年、東京都に生まれる。高校卒業後、雀荘勤務の傍ら音楽活動を続けていたが、バンド解散をきっかけに小説執筆を始め、2005年、『火目の巫女』で電撃小説大賞“銀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)