本を愛した彼女と、彼女の本の物語
メディアワークス文庫 う3−4
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2019年9月 |
ISBNコード |
978-4-04-912688-4
(4-04-912688-5) |
税込価格 | 715円 |
頁数・縦 | 313P 15cm |
商品内容
要旨 |
僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか―そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。これは、文庫本である僕が一人の少女と過ごした、かけがえのない日々の物語だ。 |
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おすすめコメント
これは「本」である僕と、一人の少女のかけがえのない日々の物語だ。僕は本だ。『ホテル・カロン』という文庫本。なぜだかわからないが、僕には生まれた時から意識があった。ある日僕は、病院で手術を拒む少女と巡り合う。彼女は僕と出会い、生きる希望を取り戻していくのだが――。