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教誨師

出版社名 講談社
出版年月 2014年1月
ISBNコード 978-4-06-218741-1
4-06-218741-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 286P 20cm

商品内容

文学賞情報

2014年 第1回 城山三郎賞受賞

要旨

一四歳の夏、渡邉普相は広島の爆心地のすぐそばにいた。そこで見たものは、戦争という人間の愚かさが作りだした無用の「死」だった。後年、教誨師となってから見たものは、人間が法律という道具で作りだした罰としての「死」であった。ふたつの死とともに歩んだ僧侶の人生が語りかけること。

目次

序章 坂道
第1章 教誨師への道
第2章 ある日の教誨室
第3章 生と死の狭間
第4章 予兆
第5章 娑婆の縁つきて
第6章 倶会一処
終章 四十九日の雪

著者紹介

堀川 惠子 (ホリカワ ケイコ)  
1969年広島県生まれ。ジャーナリスト。フリーのドキュメンタリーディレクターとして番組制作に取り組むとともに、ノンフィクション作品を発表。『死刑の基準―「永山裁判」が遺したもの』(日本評論社・2009年)で第32回講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命―死刑囚から届いた手紙』(講談社・2011年)で第10回新潮ドキュメント賞受賞。近著『永山則夫―封印された鑑定記録』(岩波書店・2013年)で第4回いける本大賞受賞。『永山則夫100時間の告白―封印された精神鑑定の真実』(NHK・ETV特集・2012年)で第13回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)